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昨年4月の石垣島大会でトライアスロンデビューした私にミドルはまだ早いと思っていましたが、最近何かと縁があって訪れるシンガポールでの大会に参加せずにはいられず、思い切って申し込みました。
申し込んだものの十分なトレーニング時間は確保できず、家族からも「大丈夫?」と心配されながら大会に臨むこととなりました。折角なので家族旅行にすることにしました。
仕事の都合もあって、金曜日の夜に羽田を発ち、土曜日の朝に到着しました。すぐにチェックインできるよう手配していたので、そのまま部屋に入りバイクの組み立て。少し休んだ後に、先に現地入りしていた青トラ仲間と合流して会場に向かいました。
ホテルから会場までは3-4kmくらいの距離で、バイクに乗って向かいましたが、強い日差しと暑さに不安になりました。まずは受付を済ませ、その後日本語によるブリーフィング。今回は日本から99名の参加者がいたとのことです。そしてトランジションエリアにバイクを預託。時折雨が降るのでカバーをかけている人が結構いました。そして会場に出展しているお店でパンク対策のCO2ボンベを購入(飛行機に持ち込めないので現地調達が必須のアイテムです)。その他色々店を見ていると、日本であまり見かけないブランドや日本よりも安く売っているものを目にし、ついつい色々買ってしまいました。
一通りの手続きを完了してホテルへ帰還。家族と合流して市内をぶらりと観光した後、食事をしてホテルに戻り、早めに就寝しました。
レース当日。3時50分に起床し、身支度開始。家族に見送ってもらい、5時に青トラ仲間と待ち合わせて会場に向かいました。歩いていくことも考えましたが、タクシー乗り場が空いていてすぐに乗れたので、タクシーで移動しました。会場に到着後、まずはナンバリング。ナンバーを手書きではなくスタンプで綺麗に仕上げてくれます。世界的な大会に参加する興奮が高まってきます。そしてトランジションエリアに移動して諸々の道具のセットアップ。その後は青トラ仲間とのんびりジェルなどを補給しながらスタートを待ちました。
私のWaveスタートは7時45分。それまでに一度試泳して、少し体を慣らしました。まずはスイム1.9km。2周回のコースで、思っていたよりもきれいなビーチでした。潮の流れが強くて時折体が流されましたが、そんなに悪くないタイムで上がってきたと思います。
続いてバイク90km。East Coast ParkからChangi Airportの滑走路付近までの道30kmを3周回。苦手且つ練習不足な種目で、思っていたとおりダメダメでした。フラットであると聞いていたので正直楽かも、と思っていましたが、ずっと漕ぎ続けなければ進まないことに当たり前ながら凹まされ、ビュンビュン抜かれる始末。段々と腰や首が痛くなり、姿勢を維持するのもつらくなってきて、40kmほど経過して、まだ半分以上残っているとショックを受けたのを覚えています。遅いながらも走り続け、何とかバイク終了。4時間くらいかかったでしょうか。途中漕いでいる姿はママチャリ乗っているようだったのではないかと思います。
そして最後のラン21km。強烈な日差しでヤバい感じがムンムンしてる中スタートしました。7kmを3周回。エイドごとの水分補給とスポンジでの頭や足の冷却、そして適度な栄養補給を心がけ、少し焦りもありましたが遅くてもペースを維持して走り続けることを優先しました。暑さもあってキロ7-8分くらいのペースでしたでしょうか。それでも維持するのは結構しんどく、途中歩く誘惑に何度か襲われましたが、歩き始めては心が折れると思い、踏ん張っていました。ペースは非常に遅かったですが、トレーニング不足の私がペースを維持できたのは、トレーニングでコーチが指導してくれたスイムでのストリームラインやランでの姿勢についてのアドバイスを意識したことで、体に負担をかけない姿勢を保つことが出来たからかもしれません。
今回の大会の制限時間は8時間。残り30分であと4kmの地点。トライアスロンは自然との競技であることを思い知らされました。突然の雷雨。段々と稲光と雷鳴の間隔が近づいてきて近くの海に稲妻が見えるほど。もう家族がゴールに来ている時間なので早く帰らねば、と思うものの周りは見渡しの良い公園。「あれ?ゴルフ場で落雷で死ぬ人いるよね?俺の時計は金属扱い?」という疑問をググって確かめることなどできず、ボランティアの子からの制止を受けて近くの小屋に退避することに。無視して走り続ける人もいましたが、まだ雷鳴が轟く中、中断せざるを得ませんでした。結果、20分ほど経過すると雨も徐々に落ち着いてきたので、制限時間オーバーしてゴールさせてもらえるのかわかりませんでしたがラン再開。この中断でかなりランナーもまばらな状態でしたがゴールが近づくにつれ段々と応援の声を受けることが出来ました。そして、この雷雨の中、家族は果たして無事に会場にいられたのか気がかりでしたが、ゴール付近で運良く見つけることができ、嬉しい気持ち半分の制限時間オーバーして複雑な気持ち半分の状態でフィニッシュ。タイムは8:11:54。残念ながら所定の制限時間をオーバーしてしまいましたが、完走は無理かも、と思っていただけにゴールできて満足しています。
昨年12月より、会員の皆様の活動をサポートさせてもらっています、インターンシップの横浜国立大学3年の橋口です。
今回は3月4日(日)に行われました筑波大学研究員の吉岡利貢先生による講演の詳細を書きたいと思います。吉岡先生の著書「毎日長い距離を走らなくても、マラソンは速くなる!」を題材に、ランナーはもちろん、トライアスリートにとってもかなり興味深いものでした。著書の題名にもなっている「毎日長い距離を走らなくても、マラソンは速くなる」とはどういうことか・・・・・簡単にいうとラン練習を少なくする分、クロストレーニングを取り入れること。これはラン練習によって膝を痛める心配がある人や、仕事や学業(私自身)で練習する時間がない人が、通勤や買い物でバイクに乗ることや短時間のバイク練習によって、ラン練習と同等の運動を実現できるということです。なぜ同等の運動を実現できるのかというと、クロストレーニングをすることによって、ランで使用する筋肉を鍛えることができ、バイク練習がそのままラン練習になるわけです。またトライアスロンやマラソンのタイムを上げるうえで重要な最大酸素摂取量も一緒に向上させることができます。しかも休日を使ってのロングライドではなく、ローラー台を使った短時間強運動で同等の練習であるのです。これだけだと何を言ってるのか分かりにくいので実際に練習内容を挙げてみます。
1、無酸素性代謝閾値のペース(ややきついと感じる)⇒通常ロングライドを行うペースで60分間(距離20?)。
2、最大強度のペース(かなりきついと感じる)⇒ローラー台で30秒間6本のインターバル、セット間に1分の休憩を入れる。
この1と2の練習内容や練習時間は全く違うものですが、身体に与えるトレーニング強度は、全く一緒です。これはすでに科学的に証明させており、吉岡先生も検証済みです。
極端に言えば、60kmのロングライドを3時間行うのとローラー台を使った8分間の練習を3セット、24分間行うのと同じであるということです。
私も膝に爆弾を抱えており、ラン練習を行う際はサポーターをしなければなりません。普段あまりラン練習が出来ない分、今回の講演を機に、バイク練重視の練習に切り替えていきます。どのような結果になるか分かりませんが、もし良い結果が出ましたらお伝えします。皆様試してみてください。
青トラメンバーでは、どちらかというと変な方の、トレラン高瀬です。
今回のブログでは、先日参加してきたロングデュアスロン記録会について、
簡単にご報告です。
従来のレースや大会とはちょっと気質が違うイベントでしたので、まずは簡単に
イベント内容のご紹介です。
《STUロングデュアスロン記録会の概要》
・日時:3月11日(日)
・場所:埼玉県渡良瀬遊水地
・コース:1Rは3KM、Bは100KM、2Rは20KM
・主催:埼玉県トライアスロン連合
・参加費:2,000円(お弁当代込み)
★記録会の目的:春のロング大会に向けた不安解消と対策。
★留意点:このイベントは大会ではなく、最小限の参加費とスタッフで運営し、
参加者自身が自助努力によって完走を目指す、トライアスロン競技の
原点に立ち戻った練習会です。
これだけだとよく伝わらないかも知れませんが、基本的に「自分達でやり抜く」ものですので、
?会場設営や片付けなどを参加者が手伝う
?上位完走者は、最後尾ランナーを激励する
?エイドはなし(ゴミ箱もなし)
?コース選択や安全確認は常に自分で
?ドラフティングなどのルール違反は参加者同士で監視 など、
最近のトライアスロンレースの対極を行くものになってました。
よく知らずにエントリーしたのですが、最初のブリーフィングでこの内容を知って、
唐突にほったらかしにされたような印象を受けました。。。
ですが記録会を走り終えて、その運営過程と状況を身をもって体験すると、
これこそトラ競技の本質的な原点だと、ようやく腑に落ちました。
アメリカローカルのエイジ向けトライアスロン大会を例にとっても、
基本的に選手が自分達でやり抜き、それを主催者側が必要最低限の
人員や資材でサポートする運営が見受けれます。
⇒それゆえに気軽にトラ大会を開催・参加できるという、間口が広いのかも
知れません。
また別の視点ですが、トライアスロンという競技そのものも、
原則的には「泳ぐ、(自転車)漕ぐ、走る」という、人間の基本的な
運動なので、高度な競技と捉える必要はないかと、あらためて認識しました。。
⇒バイクやサプリ・トレーニングの進歩が進んでも、ハワイのアイアンマン
レースの上位タイムがここ15年あまり変わっていないことにもつながる
かも知れません。
自分が走った記録はさておき、トライアスロンの大会や競技について、
あらためて向き合う良い機会になりました。
?主催者やスタッフさんには、感謝です。
そしてこの大会を案内してくれた、変な方の小川さんにも感謝です。
?記念撮影や変顔するの忘れてましたので、次回の宮古島ストロングマンで是非!
ヽ(゚▽゚*)ー♪